Flandre resort story -sketch1

湿度の高い日々がしばらく続いていますが、厳しい蒸し暑さだった夏もようやく終わりになりました。
これから、秋・冬にかけて、しっとりマイルドな気候で活動しやすくなる季節が楽しみです。
ヨーロッパでは秋・冬になると、「マロン・ショー!」(marrons chauds) と言いながら、屋台で焼き栗を売っている街角風景などが思い浮かびます。 日本だと、焼き芋の焦げた香りが秋を感じる風物の1つですよね。
さて、今回はとてもシックなベルギーの秋を思い出しながら、フランドルリゾートストーリーのスケッチを描きました。
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ブリュージュを訪れた時の街の印象は、中世のメルヘンの世界にタイムワープしたようでした。
ベルギーのメルヘン(正確な発音はメルヒェンですが)と言えば、私にとって、まず思い浮かぶのは小さい時に読んだメーテルリンクの「青い鳥」。 チルチル、ミチルの不思議な世界への旅。 そこには青い神秘的な世界が広がっているイメージが記憶に残っています。
ベルギーの画家、ド・ヌンクやマグリットの絵にも青っぽいトーンが多く展開します。
そして、ブリュッセル郊外のハレルボスの「青い森」。
いずれも青の持つ神秘性や透明感、不思議感に魅了されます。
マグリットの「光の帝国」のような、夜の青いしじまと光にインスピレーションを感じて描きました。
パリもそうですが、ヨーロッパの都市には庭園に囲まれた中にマンションが建ち並んでいる界隈があります。
背後に森が続いていたら、休日の散歩が楽しそうですね。 そんな敷地に佇む建物をイメージしました。
急勾配の切妻を飾る破風はフランドル地方に典型的な階段型となっています。
壁は素朴な風合い豊かで暖かみを感じる色合いのベルギーレンガ。 レンガ貼りの建物は、いつまでも飽きがこないですし、古くなると共に一層味わいが出るものです。
そして、窓枠やアイアン材のブラックで全体をひきしめました。
赤系レンガに白い窓枠、建具も華やぎがありますが、ブラックとも相性がよく、きりっとしたコントラストがよく映えます。
インテリアにもレンガ貼りの壁や暖炉などあったら最高ですね。
秋の夜長にレンガ貼りのロフト空間でパーティーなんて、いかがでしょうか?

アトリエ アマルフィターナでは、そんな優雅な時を過ごしたい貴方のために、フランドルリゾートと名付け、階段状妻飾りやベルギーレンガ、ロートアイアンなどを使った設計デザインのご提案をいたしております。
ご興味を持たれた方はメール、お電話にてお問い合わせくださいませ。

それでは皆様、素晴らしい秋をお迎えください。

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