2016年6月 記事一覧

Rose villa resort story 1

木々の緑が陽の光にきらきら輝き、風にそよそよ揺らめく心地良い季節となりました。
今回はローズヴィラ リゾート ストーリーをアップいたします。
イングリッシュローズが咲きこぼれる庭園に囲まれた英国カントリーハウス調のヴィクトリアンスタイルヴィラを描きました。

victorian rosevilla

そこにはイギリスの庭園を特徴づける一つである青々と刈られた芝生がひろがります。
思わず裸足でかけまわりたくなるようなふかふかの芝生の庭は憧れでもあります。
その間を曲がりくねる小径。
色とりどりの草花が両サイドを縁どります。
芝生との境界は丁寧に刈り込まれています。
そして、ヘッジ(または壁や木々)に囲まれて中が見えない秘密の花園へといざなわれます。
アーチに穿ったロートアイアンゲートから垣間見え、のぞいてみます。
ハーブや野菜のポタジェ、バラが植え込まれたパルテールから芳しい香りが漂ってきます。
その中で妖精達が楽しそうに遊んでいる姿を見つけられるかも。

建物と庭をつなぐコンサヴァトリーは庭の景色を眺めながら朝食やお茶の時間を楽しむ間となりますが、
もちろん室内で園芸を楽しむのにもってこいの場所です。 
バラを育てていて感じることは、強雨や強風の日、デリケートなバラや開きかけの蕾がついた鉢植えのバラを退避させるコンサヴァトリーがあったら重宝するだろうな、とつくづく思います。
このスケッチのように、南ファサード側には生活を楽しむ庭空間がひろがり、別側のファサードに車廻しのスペースのあるエントランスがあり人々を迎える、-広い敷地にある洋館の配置です。
建物の庭側に幅広のカバードポーチをつけてテーブルとチェアを置いて、テラスライフを楽しみましょう。
その屋根や柱につるバラをからませ緑のドレープを作ります。
屋根からこぼれ落ち、陽の光に透けて見える花や葉はとても美しく、心をウキウキさせてくれます。
そして、庭を前にベイウインドウが張り出したサロンにはピアノを置いて音楽を楽しみたいものです。
緑がひらひらと風にそよぐ外の景色を見ながらのサロンコンサートはとても豊かな気持ちになります。
近景や中景に噴水やローズアーチのトンネル、パーゴラやガゼボを散りばめます。
そして遠景には少なくとも10m位ある木々があれば素晴らしいですね。
欲張りですが、庭にリンゴの木があって瑞々しい青リンゴをかじれたら最高にハッピーでしょう。

バラをとりこんで建築と庭が織りなす風景を形づくるには多種多様のバラの特性を知っている必要があります。
日々、設計活動の傍ら様々な種類のバラを育てる実践をして、魅力的なローズガーデンのある建物創りに向けて研鑽を重ねています。
アトリエ アマルフィターナでは、自然豊かなリゾートのエスプリを吹きこんだヨーロピアンデザインの建物と庭の設計デザインを御提案しております。
ご興味を持たれた方は、お電話、メールのお問い合わせを歓迎いたしております。